松坂産業株式会社 100年の伝統と未来の街を創り続ける総合建設業の5代目リーダー!
代表取締役社長 松坂 篤
Release: 2024.12.17
Update : 2024.12.24
会社事業について
Q:事業紹介をお願いします。
A:当社は、建設業と不動産業を手がけています。現在、事業割合は建設業が約7割、不動産業が約3割です。建設業は「総合建設業」として、住宅や工場、事務所、店舗の新築・リフォームに対応しており、市役所や市民病院の建築にも携わりました。土木工事では、宅地造成や橋の建設、道路整備といった公共工事も手がけております。建築案件の9割が民間工事、土木工事の8割が公共工事という特徴があります。不動産業は売買が8割、賃貸が1~2割程度を占めています。賃貸では自社物件の管理・貸出や仲介などに加えて、マンションや戸建て、アパート、分譲マンションの売買、また売買仲介では、新築住宅や中古住宅、事業用地、収益物件など幅広いニーズに応えています。組織面では、本社(福山市)で不動産部が、府中支店では工事部が活動するなど、部署ごとに拠点を分けて効率的に運営しています。
Q:会社の歴史について教えてください。
A:1925年(大正14年)に私の曽祖父である松坂栄太郎が府中市で創業でし、2025年で創業100周年を迎えます。もともとは「山守(やまもり)」という地域の林業管理を行う仕事が起点でした。この山守の役割を通じて木材を扱うようになり、やがて建設業へと発展しました。創業当初から地域に根ざした事業を展開し、5代にわたって受け継がれています。私が入社したのは2018年ですが、それ以前の建設業中心の経営から、不動産業を強化して事業のバランスを図るよう努めています。こうした歴史と変化の中で、100年続いた会社を未来に繋げる責任を感じて日々、業務を行っています。
Q:起業(就任)に至ったきっかけを教えてください。
A:私はもともと全く別の業界(人材派遣業)で働いており、そこで忙しくも充実した社会人生活を送っていました。そんな中、当社では次に後を継ぐ者がいない状況となっており、曽祖父の代から続く会社が存続の危機を迎えていました。創業100周年を前に、会社を存続させるため当時の社長である父から声がかかり、1年ほど真剣に考えた末に戻る決断をしました。特に心に残っているのは、亡くなった3代目の社長でもあった叔父が入院中に「お前がやるのが一番いい」と言ってくれた言葉です。自分が会社を受け継ぐことの最終的な決断に至るきっかけとなりました。その言葉が今も自分の背中を押しています。
Q:仕事のやりがいについて教えてください。
A:建設業では、自分たちが手がけた建物や店舗などが地域に長く残り、目に見える形で社会に貢献できる点にやりがいを感じます。特に市役所や病院など地域の生活基盤を支えたインフラの建設に携わった経験は当社の誇りです。不動産業では、お客様が理想の住まいや土地に出会えた時の感謝のお言葉や笑顔が励みになります。また、会社の長い歴史を受け継ぎ、次世代に繋げていくという使命感も、日々の原動力となっています。地域に密着し、建設と不動産の両面で社会に貢献するという事業の意義が、私の仕事への情熱を支えています。
Q:仕事の大変な面について教えてください。
A:現在の大きな課題は、建設業における人材不足です。特に大規模案件を進めるためには、経験豊富な現場監督の確保が必要ですが、現状では十分な体制を整えられていません。また、公共工事や不動産業務では、法規制や市場の変化に迅速に対応する必要があり、情報収集や調整に時間を要することもあります。今後も人材不足は当社の当面の課題となるので、人材確保と事務などのデジタル化を進めて対応してくつもりです。
Q:会社の目標を教えてください。
A:創業100周年を一つの通過点として、次の100年に向けた基盤作りを進めています。具体的には、建設業と不動産業の両輪を強化し、地域の人々の生活を支えるパートナーであり続けることを目指しています。また、人材育成や新技術の導入を通じて、業界の変化に柔軟に対応できる組織を作ることが重要だと考えています。社長としてスピーディな意思決定と人との繋がりを大事にして「地域密着」と「多角的な事業展開」を軸に、持続可能な経営を目指し、地域社会と共に成長していく企業でありたいと願っています。
福山YEGについて
Q:福山YEGに入会したきっかけについて教えて下さい
A:2018年に先輩から誘われて入会しました。前職で県外に住んでいたので福山での人脈はほとんどありませんでした。当社に帰って来るのを機に、入会をしました。しかし、当初は慣れない仕事を覚えるのに必死で中々参加ができませんでした。せっかく入会したのに、それではいけないと思い「全部参加する」と決めて積極的に参加するようになりました。
Q:福山YEG入会してよかったことを教えて下さい
A:積極的に参加するようになって、この会の大切さが分かってきました。福山YEGが掲げる「親睦と研鑽」は結局は自分次第という事に気づけたのです。自分が求めれば、色々な方との人脈が出来る。そしてその人達との親睦を通じて経営者としての重要なスキルや情報が身に付きます。今では「この会を活用しないのは勿体ない」とまで思える様になりました。それも、自分自身が仕事に慣れて少し余裕が出来たからだとも思います(笑)
Q:福山YEG入会して困ったことはありますか?
A:困った事はありませんが、大変な事はあります(笑)特に今年度(2024年度)は研修委員会の委員長として議案の作成や審議、事業の運営など大変な事ばかりでした。しかし、それが本当に自分の力となっていると実感でき、委員長をさせて頂いて良かったと本当に思います。
Q:福山YEGでつながりたい人物・企業はありますか?
A:特定の人や会社という事はないです、繋がれる方とは繋がりたいと思ってます。福山YEGには様々な業種の方が入会しており、自分の知らない知識や情報たくさん知る事ができます。そういった意味で、様々な方と親睦を図っていきたいと思っています。
個人について
Q:趣味や休日の過ごし方を教えて下さい。
A:趣味という趣味はないんですが、みんなでお酒を飲んで楽しくするのは好きですね。好きなお酒は焼酎やハイボールです。あと、意外とインドア派なので家でテレビを見る事は多いです。よく見るのはバラエティーが多いですね。
Q:好きな本はありますか?
A:あまり本は読みませんが、昔に一時期、剣道をしていたことが影響しているのか「歴史」は好きですね。特に日本の戦国時代が好きです。
Q:好きな武将は?
A:織田信長が好きですね。自分と重なる所がありますから。意外と短気な面が(笑)。ゲームの「信長の野望」は昔よくやってました。
Q:自分を一言で表すと?
A:気難しい人間?ですかね(笑)曲がった事は嫌いです。周りからは「気が長そう」と言われますが、実はすぐ血が頭に昇るタイプです。もちろん普段はそうならないように心がけてます(笑)。あと、前職で人材関係の仕事をしていたこともあってか、人に興味があります。会社や組織は人が創っていくものです。普段から「人を大切にする」という気持ちを大切にしています。