自立した就業環境が楽しさと幸せを作る就労を支援するLiberal(リベラル)のカフェC3
代表 森鳰 真嗣
Release: 2024.11.23
Update : 2024.11.27
特定非営利活動法人Liberal
福山市霞町四丁目3-7-1
TEL 084-925-6364
自分たちが本当にやりたいことができる支援を目指して、福祉サービス事業を福山市で行っております。
事業紹介
Q:事業紹介をお願いします。
A:Liberalは、広島県福山市南本庄に位置する就労継続支援B型事業所です。利用者が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、就労の機会や生産活動を通じて、知識や能力の向上に必要な訓練を提供しています。
自分たちが本当にやりたいことができる支援を目指して、福祉サービス事業を福山市で行っており、その事業の1つがこのC3(シースリー)です。
Q:自分たち、とはどういう意味になりますか?
A:当就労支援施設のスタッフ全員のことです。私たちの事業は、企業様からお仕事をいただき、どう行うかをスタッフで考えてもらいます。みんなで選び、みんなで考え、チームで行う。そうすることで得られる生きがい、達成感を作りたいという想いです。
本人がどう考えているかが一番大切。本人に必ず確認します。
Q:どんなお仕事がありますか?
A:色々あります。機械や繊維の内職や、軽作業、草刈り、清掃などなど、あらゆるお仕事があるため、適正や希望に合った業務を前向きに捉えてもらえるように心がけています。
Q:この場所はどんな経緯でできたのですか?
A:移動販売車の運営をしていたのですが、それに代わるものとしてできました。消防法や福祉法も関わってくるので、この店舗ができるまでに基準を満たす場所、設備、環境、法律などのクリアが大変でした。
Q:お店で販売しているものを教えてください。
A:どらやきとコーヒーです。どちらもこだわりがありまして、どらやきは当初仕入れを検討していました。近藤菓子店さんというお店が尾道の御調にあるのですが、私のおばあちゃんちが近くにあり、幼い頃によく食べていたんです。とても美味しかったので、そのどらやきを販売したいと思って話をしにいったのですが、手作りだからそこまで大量に作れないと断られてしまったんですね。
その時に、どうしても近藤菓子店さんのどら焼きを販売したい想いを、無理を承知でお願いしつづけた結果、作り方を教えてくださることになったんです!本当にありがたいご提案でした。その恩にお応えしたい一心ですので、焼き方は今もまだまだ修行中です。季節、湿度、温度で焼目が変わることにまだ慣れていないですね。あずきは3日かけて炊いています。
コーヒーは様々な産地の豆や、ブレンドをしながら深み、甘み、苦み、軽やかさなど、お客様のリクエストに合わせてご提案しています。
社業の独自性・強み
Q:社業の強みや独自性についてお聞かせください。
A:主体性の尊重とマクロではなくミクロに焦点を当てて活動していることです。まとめて伝えたり考えたりするのではなく、あくまでも個人へフォーカスすること。一人一人、そして自分たちで考えることをルールとしています。
Q:導くぐらいということですか?
A:いえ、導くこともしません。お願いもしない。結果的に自主性が生まれると思っていますし、実際にそうした環境にもなっているので、引き続き自分で自分の幸せややりがいを掴んで欲しいと思っています。
会社の歴史
Q:会社の歴史について教えてください。
A:病院やクリニックで働いていた頃に東日本大震災の出来事をみて、一瞬で終わってしまうことがあると思いました。そこで、「行動するなら今しかない」と思い、2012年4月に福祉サービス事業を立ち上げました。
Q:人生観が変わったという方は多かったですよね。今を大切にする気持ちが強くなったといいますか。
A:そうですね。行動は震災後すぐでした。それから約6年、就労所の運営を軸にしながら、一時期なりたいとまで思っていた木工製作の事業をしていたこともあって、移動販売車を共同で作り、コーヒーとサンドイッチの販売を福山市内で行っていました。
Q:今も移動販売車はあるのですか?
A:いえ、新型コロナウィルスの影響で活動休止になり、担当スタッフの状況も変わりましたので、今はありませんが、飲食業自体は内部からも希望があったので、この霞町にコーヒーとどら焼きのお店をオープンすることになりました。
起業のきっかけ
Q:きっかけは先程のとおり震災であったと思うのですが、どんな想いからの起業でしたか?
A:人種、性別、年齢、宗教、障害に関係なく自分達が本当にしたかったことや活動に気付き、目標、夢に向かって進んで行ける場所を作りたあと考えていたとき、東日本大震災があり、起業を決意しました。
仕事のやりがい
Q:やりがいについてお聞かせください。
A: 関わっている人が楽しく、やりたいことができている時ですね。
Q:それはどのように判断されるのですか?
A:楽しさは数字で結果がでるものではないので、コミュニケーションを取った時、業務中の表情など、本当のところは100%わかるものではありませんが、笑顔を信じてそれをやりがいとしています。
仕事の大変さ
Q:大変さについてお願いします。
A:1人1人のやりたいこと、楽しさ、幸せな活動が全て違うため、そこに辿り着くまでのプロセスや関わり方や支援方法が毎回正しかったのかが、携わった本人にしかわからないことです。これはずっと疑問ですね。一人一人で気づく時間軸も違いますし。
Q:なるほど。裏を返せばそれがやりがいでもあるということですね。でも一般的な就業環境でも、自分で考えて自分で決めて行動してもらうことに悩んでいる経営者も多いと思うのですが、それができているというのは素晴らしいですね。
A:そうですね。今はその感覚が当たり前の環境になっていると思います。新しいお仕事があると、「さぁどうしようか。」と、もうコミュニケーションが始まっていて頼もしいです。
Q:選択されないお仕事はどうされるのですか?
A:頑張って僕がやっています笑
仕事で大切にしていること
Q:大切にしていることはありますか?
A:人に優しく一生懸命行動することです。
Q:これまでのお答えでも一貫していますね。どこをどうお聞きしても想いを感じます。
A:ありがとうございます。
会社の目標
Q:会社の目標をお聞かせください。
A:関わる人が本当にやりたかったことや幸せに気付く活動を行い、全ての枠組みを超えて世界に広げ、平和な世界を創ること自分たちが本当にやりたいことができる支援を目指すことです。
Q:想いが優しいですね!
福山YEG入会のきっかけ
Q:どんなきっかけで入会しましたか?
A:運営専務補佐の橘高さんからのご紹介でした。楽しいよというお誘い。
福山YEGに入会してよかったこと
Q:入会して良かったことを教えてください。
A:幅広い業種の方達との交流ができて勉強になることですね。
入会後の自身の変化
Q:変化したことはありますか?
A:対外、対人に対して積極的になれたと思います。これまであまり自分からこういった会に参加することもなかったので新鮮です。
福山YEGでつながりたい人物・企業
Q:YEGで出会いたい方や何かができる企業とつながりたいといった想いはありますか?
A:同業、異業種の様々なメンバーと出会ってみたいです。
Q:まさに今日のような?
A:そうですね!
福山YEG入会後に困ったこと
Q:困ったことはありますか。
A:業務上、集まりや研修に間に合わないことがあるのでそれぐらいでしょうか。でもマイペースも許容してくださってますし過ごしやすいです。
個人について
Q:休日はどうお過ごしですか?
A:今はありません。修行の身です笑
Q:趣味はありますか?
A:釣り、バイク、読書かなと思います。
※バイクの話はわからなかったですが特攻の拓に出てくるバイクの名前がたくさん出ていました。XJ、フォアなど。
Q:読書については?
A:行動学や哲学書を読む事が多いかもしれません。
Q:好きな著名人は
A:マルコムXです。黒人解放についてご存じの方は少し過激な印象もあるかもしれませんが、向かう先には平和であったり、優しい想いにあふれているので学びのある人物だと思っています。
Q:好きなお酒について
A:自家製リモンチェッロです。
Q:?
A:イタリアでは各ご家庭で馴染のあるレモンのリキュールで、手間はかかるのですが美味しいんです。
Q:最後に、森鳰さんを一言で表すと。
A:柔です。
Q:この一言で森鳰さんのインタビューの冒頭から最後までの一貫性を感じました。ありがとうございます!