瀬戸内から世界へ挑戦する企業をサポート!せとうち経営相談(合同)代表 棚田勇作  

代表 棚田勇作

Release: 2023.09.19

Update : 2023.12.19

せとうち経営相談合同会社

福山市引野町1001-8ニシキファースト202

TEL 070-4807-8492

https://www.setouchi-biz.jp/

海外事業、事業計画立案、事業承継、M&A、補助金申請、などをご支援しています。

事業紹介

Q:せとうち経営相談(同)の主な業務内容は何ですか?

A:主な業務は二つあります。一つは企業様が東南アジアなどで事業展開される場合のアドバイザー事業、もう一つは中小企業診断士として企業様へのコンサルタント事業です。東南アジア向け事業アドバイザーとしては、海外進出や逆に海外から日本に進出する際のサポートを提供します。中小企業診断士としては、事業計画や営業戦略の立案、事業承継やM&A、省エネや事業再構築など各種補助金の申請など、多岐にわたる経営相談を受け付けています。

東南アジア・ヨーロッパ進出に強み

Q:海外進出の際のアドバイザー業務とは、具体的にどのようなサービスですか?

A:具体的にはクライアントが持っている商品やサービスが進出先で受け入れられるか等の市場調査・現地でクライアントに協力してくれるパートナー企業の探索等を行います。パートナー企業や現地の取引先企業に対し、プレゼンテーション資料の作成、会議のとりまとめ、契約条件の交渉など、クライアント企業のレンタル社員として実務サービスを提供しています。「まずは海外事業の調査だけしたい、または補助金で海外事業できないかな」などの相談も大歓迎です。

Q:これまでに手がけた海外事業の対象地域はどこですか?

A:主に東南アジアとヨーロッパです。東南アジアではタイの駐在経験があり、他にもインドネシア・マレーシア・ベトナムなどには20回以上出張してます。ヨーロッパではポーランドとドイツでよく仕事していました。

Q:最近手掛けた海外事業に関する仕事はどんなものですか?

A:直近では、IT企業のエンジニア人材を海外で採用するプロジェクト、在タイの日系企業の新規事業計画立案などです。いま検討を始めているのは観光業に関するプロジェクトです。タイとシンガポールからの観光客をもっと瀬戸内に呼び込めたらいいなと思ってます。コロナ禍前にはタイとシンガポールは、広島への直通便があったので、復活したらサイクリスト等に瀬戸内の魅力をぜひ体験してもらって海外の瀬戸内ファンを増やしたいんです。現地にパートナー企業がおり、YouTuberなどと連携した情報発信等のプロモーションなどを模索しています。

Q:この様な業務(海外進出アドバイザー)を手掛けるキッカケは何ですか?

A:もともと私は、独立する前に2社でサラリーマンとして働いており、その両社で海外事業に携わっていました。1社目の製薬会社では、ある程度体制の出来上がった海外事業でしたが、多岐にわたる仕事を行いました。製品のパンフレット作成からパッケージのデザイン、展示会や説明会のセットアップ、現地パートナーとの契約書作成や営業戦略策定、貿易書類の作成、生産と出荷の計画策定、に至るまで、一通りの業務を手がけました。2社目の電機メーカーでは、ほぼゼロベースからの海外事業立ち上げを手掛け、さらに幅広い業務をこなしていました。その経験から、「何でも屋」的なスキルを持つことができました。そこで、感じたのは「大企業でも、このような多角的な経験やスキルを持つ人材が少ない」という事でした。特に地方の中小・零細企業においては、海外で新規事業を立ち上げるような人材がなかなか見つからないのではと考え、そのギャップを埋める形で、私が提供できるサービスが必要ではないかと思い、会社を立ち上げました。

中小企業診断士として多角的な経営コンサルティング

Q: 経営コンサルティングは、どのような事を行っているんですか?

A:まずは、クライアント様のお困りごとをヒアリングする事から始めていきます。私は「中小企業診断士」の資格を持っていますので、経営に関する幅広い知識をもとに対応しています。クライアント様のニーズも1つだけではありません。例えば最初は、補助金の相談から始まり、次第に事業承継や事業計画策定、収支分析など、様々なテーマのご相談を受けて、それに対応するような感じです。

Q: なぜ中小企業診断士の資格を取ろうと思ったのですか?

A: 製薬会社ではまずは国内の営業職として、長年構築されてきた環境のなかで営業活動に特化して仕事していたんですが、海外事業部に異動してから仕事の視点が一気に上がって、担当している国での収支計画、生産計画、物流計画を考えないといけないですし、営業戦略と戦略を推進するための製品パンフやパーケージデザイン、展示会やセミナーのセットアップ、現地パートナーとの交渉などなど、業務が多様化しました。その時に、自分のビジネススキルが不足していると感じ、中小企業診断士の試験勉強を通じて、体系的にスキルアップが図れると考えました。しかし、仕事をしながら実際に資格を取得するまではかなり大変でした。中小企業診断士の合格率は約5%程で、試験は年に1回だけで、私は合格するまで3回受けました。落ちたときのショックがものすごく大きかったです。最後の試験はタイに駐在中で、受験のために、はるばる一時帰国してきてました(笑)

地元じゃなく、なぜ福山で起業?

Q:出身地は関西という事ですが、なぜ福山で起業されたんですか?

A:福山には前職の三菱電機の福山製作所で勤務していた関係で来ました。その時に福山やその周辺の景色、特に瀬戸内海の多島美にとても魅力を感じました。そこからタイに転勤しましたが、瀬戸内に対する気持ちはずっと変わらずにいました。これから先の人生で転勤の心配をすることなく瀬戸内で生活できるよう、ここで独立して、地域企業のために自分の経験とスキルを活かそうと考えたのです。

Q:独立してコンサルタントとして働く中で、仕事のやりがいはどのような時に感じますか?

A:サラリーマン時代とは違い、今は中小企業の経営者の方と直接話す機会が増えました。中小企業の経営相談とは、経営というより経営者一族の人生相談だなと感じています。サラリーマン時代は付き合う方々もほとんどがサラリーマンで、経営とプライベートは切り離され、つまり経営と所有が分離されてるのが普通でした。コンサルタントになって、中小企業の経営者の方々と話してると、最初は仕事の話しから入るものの、創業の背景や株主構成などを聞くうちにいつの間にか、ご一家の人生相談になっていたりします。経営者一族のみなさんが幸せになれる姿を想像しながらご支援をして、課題や悩みが解決されていくことに大きなやりがいを感じます。

YEGについて

Q:2021年にYEGに入会されたきっかけは何ですか?

A:他の経済団体で一緒だった方からお誘いを受けました。関西出身の私は地元の人とのつながりが少なかったので、地元の人と仲良くなりたいと思い入会しました。

Q:YEGに入会して良かった点は何ですか?

A:友達がたくさん出来たことです。それによって、愛着が湧いて、この地域を見る視点が変わりました。地域経済を引っ張る方々の顔が頭に浮かぶようになって、地元感が出てきた事が良かったと思います。

Q:YEGに入会して繋がりたいと思う人はいますか?

A:業界は問わず、同年代の経営者と繋がりたいです。特に、この地域を盛り上げたいと思っている人と知り合い、一緒にこの大好きな瀬戸内地域を盛り上げていきたいです。

個人について

Q:休日の過ごし方はどうされていますか?

A:主に家族と一緒に、瀬戸内海のしまなみ海道などをドライブやバイクで巡っています。

Q:しまなみで一番おススメの場所はありますか?

A:おススメは生名島のキャンプ場です。綺麗な山や海の景色やテントサウナが楽しめますし、Wi-Fiや電源もあるので、仕事もしています(笑)

Q:趣味は何ですか?

A:剣道です。高校から始めて、大学は剣道部に所属していました。剣道部では多くの素晴らしい方々と出会うことができ、社会人になってからも色んな刺激をもらえているのが良かったです。

Q:剣道は「道」ですよね。その「道」は「武士道」から来ていると聞きましたが、剣道において大切な事は何ですか?

A:剣道を含む武道では、勝つことよりも人間形成を目的としていることが大切です。武道の起源は「武士道」にあり、武士道では「五常の徳」、つまり仁、義、礼、智、信を大事にしています。人間形成のためには、優しくあれ、正しくあれ、礼節をもて、知恵をつけ、信頼されよ、ってことです。剣道部の大先輩から教えていただき、実際にそんな人間になるのは大変難しいですが、日々の生活でとても大事にしていることです。

Q:最後に何か言いたいことは?

A:これからも瀬戸内と地域の人々を愛していきたいと思います。私も愛してもらえるようがんばっていきますので、どうぞ仲良くしてもらえるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

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