For Fukuyama Young Entrepreneurs Group Web Magazine ” Break ”福山商工会議所青年部メンバーのインタビューを掲載しています。

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筋トレ特化ジムから始まる挑戦|フィットネス×動画制作×マシン卸の三位一体経営

代表 本原侑治

Release: 2025.10.31

Update : 2025.12.01

SPECTER合同会社(ボディメイクジムクロスロード)

広島県福山市曙町4-6

TEL. 09097310803

https://www.bmgcrosslord.com/

福山市曙町のパーソナルジム、ボディメイクジムクロスロードです! 体が変われば人生も変わる! 健康に過ごすには筋肉が欠かせません。 当ジムではあなたに合ったトレーニングと食生活をご提案します。 まずは楽しくトレーニング!健康習慣を一緒に身につけませんか?

事業紹介

弊社はフィットネス業界のパーソナルトレーニングジムからスタートしました。現在は大阪に24時間型のフィットネスジムを1店舗運営しています。いわゆる無人運営に近い形で、清掃や簡単な運営業務は現地の方に外部委託しており、スタッフ常駐ではないジムです。24時間ジムなので、パーソナルの予約制とは違い、チョコザップやエニタイムのように行きたいときに来てもらうイメージです。

特徴は“筋トレ特化”です。周辺に大手ジムが多いなかで差別化するため、ランニングマシンやエアロバイクなどの有酸素マシンは一切置かず、生まれたスペースに重たいダンベルやコアなマシンを充実させています。「筋トレをしっかり、低価格で」という層に向けた構成です。

二つ目の柱はデジタルコンテンツ事業です。YouTubeを自社で運営しつつ、撮影と監督は私が担い、編集は社員が担当しています。クライアントからアカウント情報をお預かりし、InstagramやTikTokの運用代行も行います。メンション文やタグ付けまで含めて投稿運用まで対応し、基本は動画制作を核に据えています。

作例:https://www.tiktok.com/@yoshitech44 ヨシテック様

三つ目はフィットネスマシンの卸事業です。企業の福利厚生・健康経営の一環としてトレーニングマシンを導入いただく案件を手がけており、JFE様への導入なども行いました。マシン納品、レイアウトのプロデュース、メンテナンスまで含めて一気通貫で対応しています。


社業の強みや独自性

パーソナルトレーニングは、私とのやり取りそのものが価値だと考えています。トレーニング知識だけならネットでも拾えますが、一人ひとりに合わせて「あなたにはこれ」と具体に落とし込むことが重要です。たとえばゴルフをしているなら、このアプローチという具合に。筋トレには休憩時間もあるので、その合間もできるだけ「辛いけど楽しいワンセッションだった」と思って笑顔で帰ってもらうことを大事にしています。

デジタルコンテンツでは、撮影と監督=私/編集=社員という体制。クライアントに寄り添い、オリジナリティとアイデアを最重視しています。きれいなフォーマットはいくらでもありますが、私たちは人となりを深く知り、伝えたい部分を汲み取ることにこだわります。“デジタルなのに人間味”をどれだけ込められるか。そこが強みです。

マシン卸は偶発的に始まった面もありますが、BtoCのジムに対し、こちらはBtoBで会社のブランディングや安全性に関わる領域です。配置の向きや導線はトレーナーとしての経験を活かして最適解を提案します。さらに完成後のPVを制作して社内告知やお披露目に使っていただくなど、他事業の強みを掛け合わせる+αも評価いただいています。“設置して終わりではない”のが私たちです。


事業所の歴史

創業は26歳の11月、ちょうど6年前。曙町のアパート一室でパーソナルトレーニングジムを開業し、約3年運営しました。その間に福山セコさんの案件でマシン卸を行い、セコさんの社員が使わない時間はジムとして使っていいというお話をいただき、そこで移転しています。移転は創業から3年ほど経った頃です。その前に大阪で24時間ジムを開業しています。

動画事業はまだ半年ほど。社員を雇ったのが7月で、本格稼働はその頃から。ただYouTube自体は1年前くらいから始めていました。


起業(就任)に至るきっかけ

根っこにあるのは、“やりたいことをやる人生”です。尾道出身で、19歳のとき尾道の工場に勤めていました。とても良いホワイト企業でしたが、「つまらないな」と感じました。ある時テレビで豊川悦司さんのビールCMを見て、「思ってることは言わないと、思ってないのと同じ」というセリフに衝撃を受けました。思いを寄せていた女性に電話番号を書いた紙を渡し、見事撃沈。それでも、「知らない人の人生を少しでも動かす俳優ってすごい」と思い、大阪でオーディション→事務所合格→東京の事務所へ。19の冬、20歳で上京し、約1年役者活動をしました。

『流星ワゴン』の最終選考まで残りました。広島弁が話せる20代の“イケイケ”という条件で50人集められ、最後は3人に。ですが落選。「フィットする役でも勝てないなら厳しい」と感じ、ステーキ店でアルバイトを始めました。ホールで“良い店員として振る舞う”のはどこか演技に通じ、高評価をいただける面白さがあり、22歳のとき飲食で店をやりたいと思いました。ステーキ店で学び、フランス料理店でも勤務。ただ飲食は厳しいと感じ、23歳からは趣味で筋トレを開始。25歳の頃、RIZAPが一気に伸び、完全予約制のパーソナルトレーニングならやっていける、もし予約がない日があってもアルバイトで食いつなげると考えました。企業意欲は20代前半からずっとありました。

26歳で福山へ。ずっと関東にいましたが、尾道にも近く人口規模もある福山でやると決め、戻って半年後に開業。きっかけは一つではなく、“やりたいことに手を出しまくって着地した”という感覚です。


仕事のやりがい

ここ数年、ますます強く感じるのは、一人ひとりのお客様に喜んでもらうことです。パーソナルは目の前のお客様にどれだけフィットさせるかが全て。痩せるという結果もありますが、それ以上に体を動かすことが好きになるという内面の変化が生まれる瞬間にやりがいを感じます。

動画制作も根っこは同じです。自分たちでは難しいからこそ依頼をいただける。だからより考え、寄り添い、反応が良かった瞬間に一番のやりがいがあります。


仕事で大切にしていること

0→1のアイデアをとにかく出すこと。そこからお客様やクライアントに合うものを精査する。つまり“考え抜く”ことです。自分がもしその業界の中の人なら、どう見せたいか。そして最終的に見るのは個人なので、個人としてどう見たいか。その視点で詰めていきます。


仕事の大変な面

アイデアを大事にしているので、アイデアが降りてこないときは大変です。今いる社員は0→1の発想が得意ではないタイプにあえて担ってもらっており、違うからこそ良い面がありますが、発火点は自分。出ないときは考え抜くか、一旦何も考えず別のことをしているとふっと降りてくる。結局は裏で考え続けているんだと思います。


今後の目標

一人でも多くのお客様に“充実”を届けること。そのために事業拡大は必要です。パーソナルは私が対応できる人数に限りがある。だから完成したコンテンツを多くの人に見てもらうことで、事業の理念をより広く届ける。既存のパーソナルやフィットネスで満足いただいている方にはその満足を維持しつつ、雇用を増やすなら今はデジタルコンテンツが主軸になると考えており、規模拡大を目指します

また福山は都会と比べSNS活用の企業がまだ少ない。福山の企業にSNSを導入いただき、“福山から発信する文化”を少しでも作りたい。さらに“福山で圧倒的に一番いい24時間ジム”もいつか作りたい。一番大きく、一番マシンが多く、一番安く、そして一番知識のあるトレーナーがいる——RIZAPやエニタイムの長所を“ごっそりまとめる”イメージです。大変ですが、ずっと前からの野望です。


目標へ向けての課題

「いいビジネスをしている」という認知を広げることが課題です。結局は常にいい仕事をすることに尽きます。そうやってお客様が増えている感触はあります。私自身が外に出て人と交流し、自分を知ってもらうことも重視しています。いろんな人の考えを聞くのが好きで、異業種でも活用できる学びが多い。話す機会を増やすのは会社のトップとしての仕事だと思っています。

中長期の課題は人材の確保です。同じ方向を向いた仲間を従業員として迎え、組織をつくる。ここはまだ未知の領域で、しっかり取り組むべき点だと考えています。

入会のきっかけ

入会は去年(令和6年度の新入会員)です。もともと中小企業家同友会に所属していて、修理工房白牡丹の高田さんがYEGにも入っていたんですね。ほかの団体にも行ってみたいと話していた流れで、「YEGがいいんじゃない?」と紹介いただきました。同時期にJCの体験にも行きましたが、最終的にはYEGに入会。二つ同時在籍ではどちらも頑張れないと思い、同友会は退会しました。在籍だけしておくのは自分の性に合わないので、YEG一本にしました。


入会してよかったこと

同友会で会っていた人たちとも属性が違う層に出会えるのが良かったです。年代の幅も広く、同友会では40歳までの青年部でしたが、YEGは50歳まで。ビジネスのやり方も結構違います。団体が違えば考え方の方向性も変わってくる。いろんな人に会って話すことで、人としての学びが多い。そこで得た考え方を自分にも取り入れていこうと、前向きに参加できています。そこが一番良かった点です。


入会後の良き出会い

委員会ごとに良い人がたくさんいると感じています。入ったからにはちゃんと参加すると決めて、例会はほぼ皆勤、委員会も基本全部出席。接する回数が増えると自然と仲良くなるし、いろんな話を聞かせてもらえる。今期は委員長・副委員長・副会長と一緒に動く機会が多く、皆さん優しい。幹事などの役も絶対やった方がいいと思います。参加が増える中で、佐藤航平さんや前さんがパーソナルに通ってくれるなど接点も増え、インプットとアウトプットが同時にできる場になっています。スタッフの皆さんとの出会いは、自分にとっての“良き出会い”の代表です。


入会後の変化

親睦すれば研鑽になる、その実感が大きいです。仲良くなるとオープンに話してくれる人が増え、ビジネスアイデアで“ピン”と来ることがある。そこから、動画やSNSで困っている中小企業が多いことに気づきました。会員のホームページを見ても、意外と動画を使っていないところがある。自分のビジネス感にも大きな変化がありました。


記憶に残るYEG活動

去年は総務にいました。印象的だったのは高尾委員長の準備力。入会直後で「委員長ってここまでやるんだ」と感じていました。冬の例会で新幹線が止まり、高尾さんがほぼ終了間際まで来られない事態があったのですが、事前のリハーサルや数か月分の準備資料が徹底されていて、当日も滞りなく運営できた。トップの凄みを感じました。

今期は県連フォーラムの準備。研修委員会で講師例会を3つ抱え、2つ目が11月。本番前から2月の県連フォーラムに向けてかなり前倒しで準備しています。自分は幹事で内容に深く関わっているわけではないですが、頑張る委員長の背中を見て、少しでも力になろうと思えています。これは来年・再来年も記憶に残りそうです。


今、新入会員だったとしたら

委員会・例会・懇親会に出席することをすすめます。最初はいろいろ話しかけてもらえるので、そこで輪が広がる。2年目になったら役(幹事など)に挑戦するのがいい。YEGの最大のメリットは出会いの母数です。経営者や首脳陣が300人集まる場に個別でアポを取るのは現実的ではない。でも一度に会える場がある。参加してつながりを増やすことが、自分の人生を豊かにする近道だと思います。


これから出会いたい人

特定の「こういう人に会いたい」はないです。会って話してみないと分からないタイプなので、誰とでも会いたい。条件で人を絞らない。そこに学びがないとは思いません。


自己紹介(性格、自己分析)

自分は“変な人”だという自覚があります。新しいことを考えるのが好きで、新規ビジネスのアイデア出しは趣味レベル。思いついてやってみてダメだった事業もあるし、書き出して“無理”と判断した案も何十個もある。0→1は大好き。一方で10→100に育てるのは苦手。同じことを愚直に続けるのも得意ではありません。やらない後悔よりやる後悔を選ぶタイプです。今32歳。YEGは50歳までなので、まだ18年あります。役を担えるように、まずは事業を安定させることを意識しています。


個人

休日は子ども中心。子どもを遊ばせて撮影に行くことが多いです。ネット麻雀は以前趣味でやっていましたが、最近はあまりやっていません。お酒は好きで、懇親会ではほぼ飲みます。
 コンテンツは文字より映像派。考えさせられる系が好きで、『今際の国のアリス』のような人の心情が動く様に惹かれます。デスゲームそのものが好きというより、心理の揺れを見るのが好き。アニメも見ます。『カイジ』『アカギ』『ワンナウツ』などギャンブル/心理戦系が好み。漫画は読むのが遅く、1冊に時間がかかるのであまり読みません。音楽はなんとなくジャズ。詳しくはない“にわか”ですが、気分で流しています。

参加者からの質問、提案、感想など交流時間

動画制作は、もともと「ゆーちゃんの家族チャンネル」というYouTubeのキッズチャンネルを運営していて、最初はアルバム感覚でショート動画を投稿していたんです。気づけば登録者が1,000人を超えて収益化し、今では毎日投稿しています。サムネイルは自分で作っていて、11月半ばまで予約済みです。

キッズカテゴリはコメントができない仕様なので、遊びに行った様子を分割して編集したり、総集編を作ったりしています。娘は2歳8か月で、全国6か所あるアンパンマンミュージアム(福岡・神戸・高知・名古屋・横浜・仙台)にはよく行きます。先日、福岡のミュージアムで「ゆうちゃんだ」と声をかけてもらって、一緒に写真を撮ってもらったこともありました。そういう出会いは純粋にうれしいです。

今後は、興味の移り変わりも見据えて、ディズニー関連や別チャンネルの展開も考えています。旅費の一部を収益でまかなえているので、趣味と実益がうまく噛み合っている感覚があります。

クライアント案件では、株式会社ヨシテックさんのTikTok運用を今月から始めました。撮影と編集はすべて当社で担当し、まずはアカウントを伸ばして採用につなげることを目標にしています。もともとパーソナルのお客様(会長)とのご縁で始まったお仕事です。編集ではCapCutのAIボイスを使うなど、「TikTokらしさ」を意識して制作しています。

Profile

Break

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