床下のプロが守る住まい|シロアリ防除・害獣駆除は地域密着60年の三原三共アメニティへ
取締役総務部長 佐伯 美香
Release: 2025.09.26
Update : 2025.09.26
白蟻をはじめとするあらゆる害虫・害獣の駆除・管理を専門とする会社です。 専門知識と確かな技術で、お客様の不安を取り除き、安心して暮らせる環境づくりをサポートしています。

事業紹介
事業内容は「お客様の大切な住まいを守ること」です。シロアリ防除に加え、ネズミ・イタチ・アライグマなどの害獣対策も行っています。
一般のご家庭を中心に、建築業者さまからのご依頼にも対応しています。新築現場では、土壌や木部への薬剤処理による予防施工を行い、既設で被害が発生した場合には床下に潜り状況を確認したうえで、被害箇所や要所へ穿孔し薬剤を注入します。
また、床下環境を守るための調湿剤の施工や換気扇の設置なども行っています。
施工するにあたり、しろあり防除施工士などの資格取得を推進し、シロアリ・腐朽・木材・薬剤・建築・防除施工に関する知識、専門性を持って現場に臨みます。床下換気扇の設置では電気工事士資格が必要なため、入社後に挑戦する社員も多く在籍しています。

ホームページやSNSで施工事例や「お客様の声」を公開し、透明性を大切にしています。「お客様の声」掲載をはじめた当初は、シロアリ防除の公開にためらいのある方も多かったのですが、徐々にご協力いただける方が増え、アンケートやご感想を広くいただけるようになりました。
また、社内にはマスコットが3体います。青い「ヨシキング」、ピンクの「ありんちゃん」、ハチの「ハチっち」。親しみやすいキャラクターとして、お客様にも可愛がっていただいています。
社業の強みや独自性
当社の強みは「地域に根ざした存在」であることです。創業者である祖父の代から三原市で始まり、地元に密着して事業を展開してきました。
お客様の声として特によくいただくのが、作業員の礼儀正しさです。施工後にきちんと整列して挨拶をする姿や、わかりやすい説明、丁寧な対応に好感を持っていただいています。そうした姿勢が他社との違いであり、社員一人ひとりが「うちの社員である」という意識を持って現場に立ってくれているのだと思います。
社員教育については、年に1回のマナー講習を実施し、身だしなみや接遇についての基礎を学びます。さらに、日々の朝礼でも名札や指先など細かい身だしなみチェックを徹底しています。現場では先輩社員の立ち居振る舞いを後輩が見て学ぶ文化も根付いており、自然とお客様対応のレベルが高まっていると感じています。
事業所の歴史
会社は今年で60周年を迎えます。もともと三原市で祖父が起業し、当初は「三原白アリ相談所」としてシロアリ防除を中心に活動、1993年3月株式会社三原三共アメニティに社名変更しました。
その後、父が福山へ拠点を移したことが大きな転機となり、福山を新たな拠点として事業を拡大していきました。2010年2月父は3代目社長に就任し、本社も福山へ移転。さらに愛媛にも営業所を設け、地域ごとに拠点を広げてきました。
就任に至るきっかけ
私はもともと看護師として働いていました。大阪や岡山での勤務を経て、結婚・出産を機に地元へ戻ってきました。子育て期はラジオパーソナリティを務めたり、ベビーマッサージやファーストサインといった講師活動を行ったりしていました。

ラジオパーソナリティは約4年間続け、子どもが大きくなって落ち着いた頃に再び看護師に戻りました。
ただ、その後弊社の姉妹会社であるリリーフ株式会社のオープンを機に、母から「そろそろ手伝ってほしい」と声をかけられ、2018年の春に入社いたしました。
当初は事務を担当する予定でしたが、実際には営業を任されることとなりました。
幼い頃から自宅の敷地内に事務所があり、従業員や現場の作業を身近に見て育ちました。
床下に潜る姿や蜂の巣を持ち帰る様子、シロアリを実験のように見せてくれる社員の姿などを日常的に目にしていたため、自然と仕事内容を理解していたように思います。
そのような環境もあり、入社後も違和感なく馴染むことができました。
仕事のやりがい
営業をしていた頃は、床下点検を終えた際にお客様から「暑いのにありがとう」と声をかけていただけることが、大きなやりがいでした。
看護師時代と同じように、「ありがとう」という感謝の言葉が何よりの励みになっています。
現在は総務として、健康経営の申請や社員の健康管理に携わっています。
日々の顔色や体調に気を配り、相談されたときに頼りにしてもらえることが嬉しく、看護師としての経験が今の業務にも生きていると実感しています。
仕事で大切にしていること
大切にしているのは「感謝を忘れないこと」です。その想いを社員同士で形にするため、サンクスギフトというアプリを導入しました。
感謝やお祝いのメッセージを気軽に送り合える仕組みで、拠点間の交流や社長の経営理念の共有にも役立っています。
もともとは「ありがとうカード」を紙で渡し合っていましたが、アプリ化によって簡単に記録できるようになり、「感謝を探して伝える」習慣がさらに根づいてきました。
ポイント制度も備わっていますが、社員の間では「もらって嬉しい、あげて嬉しい」という気持ちが何よりの原動力になっていると感じています。
仕事の大変な面
現場作業では、特に夏場の熱中症対策が大きな課題です。床下や屋外での作業時には、体調管理や声かけを徹底するよう心がけています。
事務所内では、とても和やかで、分からないことはすぐに相談できる雰囲気があります。
私は「笑顔のない事務所にはしたくない」という思いがあり、笑顔や会話がある環境づくりを大切にしています。
今後の目標
会社としての大きな目標は「創業100周年を迎えること」です。
祖父の代から続く会社ですので、これからも地域に根ざし、長く存続してほしいと願っています。
そのために、私自身も力を尽くして支えていきたいと思っています。
目標へ向けての課題
今後の課題はデジタル集客の強化です。これまでもSNSやホームページを活用してきましたが、まだ十分とは言えません。
若い世代は紙媒体ではなくネット検索で業者を探す傾向があるため、コンサルの力も借りながら体制を整えています。
一方で、作業のデジタル化には難しさもあります。
点検や施工には経験や人の感覚が欠かせず、音や手触りでしか判断できないことも多くあります。
そのため最新技術を取り入れながらも、最終的には人の力が必要な現場です。
私はYouTubeで実際の床下作業を撮影・編集し、情報発信を行ってきました。
社員と連携しながら「ここは見せたら興味を持ってもらえる」という場面を動画化し、会社の取り組みを発信することで信頼や理解につなげてきました。
ラジオや映像編集の経験を活かせた点でも、自分なりに会社に貢献できていると感じています。

入会のきっかけ
社長に「面白いから入ったら?」と声をかけられたのがきっかけです。
実は社長自身が入りたかったそうなのですが、年齢の関係で叶わず、「ギリギリ間に合うのはお前だから行ってみたら」と言われました。
兄がJCに入っていたので「似たような感じかな」と思いながらも、最初は抵抗していましたが、最終的には「えいや」と飛び込むように入会しました。
入会してよかったこと
入会して良かったのは、やはり知り合いが増えたことです。
経営者の方々の考え方を聞けるのは大きな学びになっています。「こういう視点で会社を進めているのか」「こんな志を持っているのか」と知ることで、自社の社長が普段考えていることへの理解も深まりました。
直接は言わないような本音に近い部分も、他の経営者の方々の話を通じて見えてくるのは大変勉強になります。
入会後の良き出会い
入会式で隣に座った方に声をかけていただいたのが最初の良き出会いでした。その後、運営専務チームに誘っていただき、準備段階から新しい取り組みに関わることができました。なぜ誘っていただけたのか今でも不思議ですが、そのおかげで深く関わる機会を持て、考え方や進め方を学ぶことができました。
もし声をかけてもらっていなければ、例会に出たり出なかったりの参加で終わっていたかもしれません。運営専務補佐をさせて頂いたことで、1から事業を作っていく様子を知ることができ、視野を広げてくれたと感じています。
入会後の変化
入会してまだ1年あまりですが、経営者の視点に触れることで、社長との関わり方が大きく変わってきました。
最初は抵抗もありましたが、最近では「こういう考え方をしていたのか」と理解できるようになり、言葉の裏にある思いや意図を考えられるようになったと思います。
これはYEGに入会して得られた大きな変化です。
記憶に残るYEG活動
記憶に残っているのは、15周年事業で司会を務めたことです。企画段階から関わり、当日の司会を担ったことで大きな経験となりました。
活動としてはまだ大きなものは少ないですが、この15周年に携われたことは特に印象深い出来事です。
今、新入会員だったとしたら
新しく入会された方には、まずは積極的に参加してほしいと伝えたいです。
例会や行事に参加しなければ、人との出会いや会話、そしてそこから得られる学びは生まれません。
私自身も、参加したからこそ知ることができたことがたくさんあります。
「まずは飛び込んで参加してみよう」と思っていただければ嬉しいです。
これから出会いたい人
特定の人物像を想定しているわけではなく、さまざまな考え方を持った方と出会いたいです。
もともと医療業界にいたため、どうしても世界が狭くなりがちでした。外の考えに触れる機会が少なかったのです。
だからこそ、異なる業界や経験を持つ方々と話すことで、新しい考え方や価値観に触れることが大きな刺激になっています。
自己紹介(性格・自己分析)
私を一言で表すと、「喋らなきゃいいのに」とよく言われます。黙っていると落ち着いて見えるようですが、話すと印象がガラリと変わるようです。
周りからは「小さなおっさんが中に住んでいる」と例えられることもあります。
自分では性格は男っぽいと思っており、思ったことははっきり言うタイプです。
会社でも「社員が発言しやすい雰囲気」を作るきっかけになっています。
プライベート
休日は「推し活」を楽しんでいます。特に応援しているのは、AAAのラッパー・SKY-HI(日高光啓)さんが立ち上げた事務所BMSGです。SKY-HIさんが自費で始めたオーディションから誕生したグループ「BE:FIRST」を中心に応援しています。
彼の人を見る目や、良いところを褒めて育てる姿勢、特にオーディション時の言葉がけや一人ひとりに寄り添う接し方、人材育成の姿勢に感銘を受け、経営者としても尊敬しています。

1年に1度の「BMSGフェス」や、グループのコンサートやファンミーティングに参加しています。実はBMSGに出会うまでコンサートに行ったことがなく、最初はコンサートに行く勇気が出ませんでしたが、息子に「ついて行ってあげるよ」と言われて一緒に参加したことをきっかけに、今では親子で一緒に推し活を楽しんでいます。
休日はそのほかにジムに通って、ウォーキングや筋トレ、サウナでリフレッシュすることも習慣です。お酒は、たしなむ程度に楽しんでいます。
参加者からの質問・交流時間
「社長であるお兄さんはどんな方か」と聞かれることがあります。
兄は昔から怒ることが少なく、穏やかな人です。ただし私に対しては兄妹だからこそ遠慮なく「それはダメ」とはっきり言ってくれます。
普段は優しいですが、仕事の場面ではきちんと指摘してくれる存在です。
私がこの仕事をするようになってからは、特にその面を強く感じるようになりました。











