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「少女たちの羅針盤」映画製作の現場から【後編】>第7話 |

【後 編】
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第1回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」で優秀賞を受賞した水生大海さんの小説「少女たちの羅針盤」の映画化が決まり、昨年(2010年)6月末から7月末にかけて、福山市内全域でロケが敢行されました。
2011年5月14日、映画「少女たちの羅針盤」が、いよいよ全国公開になります。
広島県内での先行公開に合わせて映画制作に携わった経験を書き綴り、映画公開前日の4月22日で一旦終了したお話ですが、その後各方面から「続けて欲しい」との声を多く頂戴いたしました。
インターネット上に公開する映画制作物語を熱心に読んでくださっていた方がいらっしゃることを知って、ありがたく思います。 「皆様のご期待に応えて」と言うとおこがましいですが、「好評いただいているのなら」と思い、後編として書き綴ることにいたしました。
後編では、私が担当した美術スタッフとしてのお話だけでなく、地元支援スタッフチームが結成される以前に関わったことや、制作の現場で起こったことを中心に、当時を思い出しながら。。。( 文責:片岡 達樹) |
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■第7話■
トイレはどうするの?
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update:2011.05.23 |
建物の中でのシーンを撮影するとき、照明は外からも当てます。高い場所は、ハイライダー(高所作業車)のゴンドラに照明とスタッフを乗せ、上げます。
一旦、照明の角度などを決めると動かせないはず。あんな高い場所で食事はどうするの? トイレは??? と、疑問が湧いてきました。
お弁当は、ロープを下げ釣り上げても良いのですが、トイレは、誰かに変わってもらうことができませんので、自分自身が動かなければなりません。
そこで、美術監修のHさんに質問してみました。
すると、一旦上げると、撮影が終了するまで降ろさないとのこと。男性の場合、トイレはゴンドラの中でやってしまうこともあるのだそうです。
映画制作の現場は、苛酷なのです。
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次回 ■第8話■ 観るほどに味わい深く
5月27日金曜日UP予定 |
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福山商工会議所 TEL:084-921-2345
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