「少女たちの羅針盤」映画製作の現場から【後編】TOP 

【後 編】
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 第1回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」で優秀賞を受賞した水生大海さんの小説「少女たちの羅針盤」の映画化が決まり、昨年(2010年)6月末から7月末にかけて、福山市内全域でロケが敢行されました。
 2011年4月23日より広島県内で先行公開されていた映画「少女たちの羅針盤」が、5月14日いよいよ全国公開になります。
 広島県内での先行公開に合わせて映画制作に携わった経験を書き綴り、映画公開前日の4月22日で一旦終了したお話ですが、その後各方面から「続けて欲しい」との声を多く頂戴いたしました。
 インターネット上に公開する映画制作物語を熱心に読んでくださっていた方がいらっしゃることを知って、ありがたく思います。 「皆様のご期待に応えて」と言うとおこがましいですが、「好評いただいているのなら」と思い、後編として書き綴ることにいたしました。
 後編では、私が担当した美術スタッフとしてのお話だけでなく、地元支援スタッフチームが結成される以前に関わったことや、制作の現場で起こったことを中心に、当時を思い出しながら。。。
文責:片岡 達樹)
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■第9話■
もし、次があれば絶対に
update:2011.05.30
  
 映画制作は大変な仕事です。「どんなところが大変なの?」と聞かれても、具体的に表現する方法はありません。プロの人たちの中に素人がいることだけでも、大きな戸惑いです。

 だから、「映画制作は懲りた」と思っていましたが、Kちゃんの自転車で自分の中に生じた「悔しさ」を解決しなければ、私の映画制作は完結しないような気がしています。

 今後、もし福山でロケがあるなら、もう一度美術スタッフとして参加したいです。

 いや、「参加したい」という願いではなく、仕切り直しとして「絶対に参加しなければ」、、、参加して「完璧に近づいた」と自分自身で納得しなければ、私の映画制作物語は完結しないのですから。

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 映画「少女たちの羅針盤」福山ロケの会議が招集されて公開まで1年。満開の桜を2回観ました。

 桜の花は「新しいことが始まる」証のような気がします。

 去年の桜は、未知の映画ロケへ参加する覚悟。そして今年の桜は、公開へ向けてのPR活動の開始。

 この1年間、多くの人との新しい出逢いがあり、今から思えば、貴重な経験と楽しい想い出を手に入れることができました。

 前編から続いて後編、併せて29のお話を書き綴ってきましたが、これで本当に オ・シ・マ・イ です。


福山商工会議所 片岡達樹
【少女たちの羅針盤】
 「羅針盤」という名で注目を集め始めた女子高校生4人の演劇ユニットで起きた事件。事件の真相が4年後、明らかになる。

【関連サイト】

 ・少女たちの羅針盤公式サイト

 ・少女たちの羅針盤公式ブログ

 ・ばらのまち福山ミステリー文学新人賞
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